電話で「おこがましい」を使う時は
電話対応をしているときに、普段聞き慣れない言葉を聞くと
「どんな意味なんだろう」と考え調べることがあります。
私の先輩でお客様とお話をしているときに
「おこがましいのですが...」と必要に応じて使う人がいます。
日常生活のなかでもなかなか聞かない言葉なのではないでしょうか。
そもそもおこがましいとは、「愚かなこと」といった意味があります。
漢字で書くと「烏滸がましい」と書き、昔の中国で川辺に集まって騒ぐ
うるさい人のことを烏に例えたことが理由になっているともいわれています。
おこがましいを使うケースとしては「私が言うのもおこがましいのですが」と
つけたうえで、意見を伝えるときやお願いごとをするときにも使います。
立場が下の人間が意見を言うのも申し訳ないのですが...
といったニュアンスを持っている言葉です。
そのため目上の人に意見を伝えるときにおこがましいとつけると、
スムーズに意見を伝えやすくなります。
日本語にはちょっとした言葉の言い回し次第で、
相手に与える印象が変わってしまう言葉もたくさんあります。
電話を通してお客様とお話するからこそ、日本語の正しい使い方を守れるように
日々勉強の気持ちで頑張りたいものですね。