よく使う言葉でも、意味を知ると使い方も変わります。
電話の取り次ぎなどで担当者が不在だったとき
「あいにく、○○は席を外しております」とお客様に伝えた経験もあれば、
こちらから電話をかけた時に言われた経験がある人もいるのではないでしょうか。
日本語はひとこと言葉を挟むだけでも印象が変わります。
でも、「あいにく」のように普段言葉にはしているものの、
正しい意味がわからず使っている言葉はありませんか。
あいにくは漢字では"生憎"と書きます。お客様の期待や目的にそぐわないさまだったり、
都合の悪いさまなどの意味を持つ言葉です。
もともとはあやにくの言葉が音が変化してあいにくになったのだと言われているそうです。
電話では「残念ですが」や「すみませんが」などのニュアンスを伝えることができます。
丁寧な言葉の表現になるので、目上の上司などに使ってもいい言葉だと言われているのです。
電話対応をしていると当たり前に使う言葉の中で、
意味がわからないまま使っている表現があったらその意味を調べてみると、
電話対応時に感情を込めたり自然と使えるようになります。
また言葉の使い間違えを防ぐことにもつながると思います。
電話対応はとても奥が深いものだなと感じました。