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誰もしなくなったからこそ、まだ残っていたのでしょう。

ちょっときっかけがあって家の片づけをしていたら、
学生時代の黒歴史がボロボロ出てきて頭を抱えることはあると思います。
筆者は学生時代にはいていたルーズソックスが出てきました。
そういえばこれを学校の先生が親の仇でも見るかのように取り締まっていたなと
思い出す今日この頃です。

去年の終わりごろ、大阪府で生まれつき茶髪の生徒に黒髪を強要し、
それを拒否した生徒に授業を受けさせなかったり、修学旅行に参加させなかった事で
訴訟が起きたことを発端に、どうみても現代に会わない校則や理不尽な校則を
「ブラック校則」というようになりました。
そして、全国的に「こんな校則がある・あった」みたいなトンデモ校則がSNSで発表されています。
どこまでが本当かはわかりませんが、「さすがにないだろう」と言い切れないのもまた
学校という社会の独自性を感じてしまいます。

大阪府の府立高校で校則を見直したところ「下駄通学禁止」「アイパー禁止」という
時代遅れの校則が残り続けていたことがわかったそうです。
アイパーというのはアイロンパーマではなくて角刈りに近い髪型?なのだそうで
どちらにしても既にそんな人もいないため、廃止になったそうです。

学校側としては一度決めてしまったものをそう簡単に取り消すわけにもいかなかったのと
時間が経ち、流行が消えて、制定した人も知っている人も学校を去り、
そんな校則があった事も先生たちも知らなかった、という事なのでしょう。

しかし全国津々浦々のトンデモ校則をSNSで読んでいると
「うちの学校、割と普通だったなあ」としみじみ思ってしまいます。

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