アイデアはよかったと思うのですが

野菜工場というのはその名の通り野菜の工場で、
密室で光・水・養分などを完全に管理、栽培することで
天候や気候に左右されない、安定した品質の野菜を届けることを目的としています。
反面としてコストがこれまでと比べ物にならないくらいに掛かるので
現時点では単価の高い野菜でないと採算が取れないといったリスクもあります。

ここ数年は天候が安定せず、野菜のお値段も高騰しているため、
野菜工場の技術はメディアにも注目されていました。

その野菜工場で有名な「みらい」がこの度民事再生法の適用を申請しました。
このところの販売不振と、第二工場を建てた負債が重なった模様です。

野菜工場は富士通や大和ハウスなどの大手企業も取り組んでいますので、
いかんせん、アイデアが早すぎた、あるいは想定しているより
コストが掛かりすぎた、といったところなのでしょう。
アイデアそのものは悪くないと思っています。

今はこのような結果になってしまいましたが10年後、20年後に
同じような技術が必要になるかもしれません。
技術やアイデアを欲しいと思っている会社はきっといるでしょうし
ここでだめだと思わずに頑張ってもらいたいものです。

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