さくら味って塩味ですよね。

寒波吹き荒れてた2月が終わり、あと一週間で新生活が始まる人も、
そうでない人もお元気でしょうか？
季節の変わり目に引く風邪は、長引きやすく悪化もしやすいので
体調には気をつけてください。

さて、春といえば桜、桜といえば春です。
関東では桜があちこちで咲き始めています。
主に学校や公園に植えられている桜はソメイヨシノという桜です。
実はこのソメイヨシノ、種で増えるのではなく挿し木をして増える、
クローン植物です。

全国のソメイヨシノのDNAを検査したら、すべて同じDNAだったことから、
最初は一本の木であり、それが挿し木をしながら全国に広まっていったということです。

かといってソメイヨシノが、自力で増えることができないというわけではなく
ソメイヨシノはソメイヨシノ同士で繁殖する種子を作ることができないのですが
逆に言えば他の種類のサクラ、たとえば山桜などとは種を作ることができます。
ただ、その場合、遺伝子が違ってしまうので、厳密に言うと
ソメイヨシノではなくなってしまう、ということなのだそうです。

園芸の世界ではクローン植物は結構多いですが、
江戸時代に生まれたたった一本のサクラが全国に広まっていったのには
ロマンを感じます。

話は変わりますが、この時期になると期間限定でさくら味のお菓子やスイーツが
たくさん販売されます。
あれはどうしても筆者にはさくら味＝桜餅の味＝塩味と感じてしまい
見る分にはかわいいのでよいのですが、いかんせん食べてみようという気が
しないのですよね。

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