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絶滅危惧種

インドネシアの東ジャワ州という地域にある
スラバヤ動物園では今月の10日に絶滅危惧種に指定
されているコモドオオトカゲの卵、7個がふ化したことを
動物園の関係者が20日に明らかにしたそうです。

コモドオオトカゲとは、地球上でもっとも大きなトカゲだそうで
インドネシアの東部の列島に生息する固有のトカゲなのだそうです。
体長は約3メートル、体重も大きいものだと70キログラムほどにまで
成長することもあるといいます。
主食は、大型哺乳類や爬虫類、鳥などで、人が襲われたという事件も
あるそうです。
狩りの方法については、獲物になる動物に噛み付いた後、唾液に含まれる
有毒のバクテリアで獲物が弱まるか、死んでしまうのをまつと考えられて
いたそうですが、最近の研究ではコモドオオトカゲのアゴには、非常に
発達した毒腺があり、噛まれてしまうと麻痺や痙攣、出血によるショックを
引き起こす事が分かっているそうです。

そんなコモドオオトカゲですが、開発による生息地の破壊や餌となる
動物の減少により生息数は減少してしまっていて、野生で生息して
いるのは約5000頭ほどしかいないそうです。
現在では、生息地は世界遺産に登録されていることに加え、人工での
繁殖プログラムが行われているとのこと。

今回ふ化した7匹も、その繁殖プログラムの中で誕生したそうで、
今後の繁殖に対する期待が高まっているのだといいます。
しかし、コモドオオトカゲには自分よりも小さい個体を食べてしまう
という共食いの習性もあるそうなので、生まれたばかりの幼体を、成体から
守る必要もあるそうです。

今回のプログラムが順調に進んで、絶滅危惧種の指定から外れる日が
来るといいな、と思いました。

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